結論からいうと、『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』の原作は完結していません。漫画版は2026年7月6日発売の第18巻まで刊行が進み、テレビアニメは全26話で放送中です。
2026年8月20日に放送された第8話「王の彷徨(ワンダリング)」までで消化したのは、コミックスにするとおよそ2巻分にあたります。
本作は「小説家になろう」発の異世界転生ファンタジーで、ハズレクラスとされた〈重騎士〉のエルマが、前世のゲーム知識を使って最短ルートで強くなっていく物語です。
この記事では、アニメ第8話の直後に何が起きるのか、コミックス18巻までの展開、そしてアニメがどこまで描くのかを、講談社と松竹の公式情報をもとに整理します。
追放された転生重騎士はゲーム知識で無双するのネタバレ|アニメ第8話の先はこう進む
- アニメ第8話の続きは〈夢の主〉エンブリオ戦と剣聖マリスとの対決
- コミックス4〜9巻|重騎士が「防御特化」から「攻撃特化」に変わる
- コミックス10〜18巻|黒幕〈夢神の尖兵〉編とハウルロッド侯爵家
- 2026年8月時点でエルマとルーチェはどこまで到達したのか
アニメ第8話の続きは〈夢の主〉エンブリオ戦と剣聖マリスとの対決
第8話でエルマがルーチェを逃がして単独で対峙したダンジョンマスターとの決着は、コミックス第3巻で描かれます。そしてその直後に、エルマから家督を奪ったいとこ・マリスとの直接対決が待っています。
講談社が公開している第3巻の内容紹介には、「〈夢の主〉エンブリオとの激闘決着!! エルマたちが稼いだ額は、目標の5500万Gに到達するのか!?」「街に戻ったエルマたちを待ち受けていたのは、〈剣聖〉のスキルツリーを持つ因縁の相手マリス!!」と明記されています。第8話のあらすじで示された危機が、そのまま3巻の山場につながる構成です。
5500万Gという目標額の意味
第5話「燻り狂う牙」で登場した闇店に並んでいたスキルブック〈燻り狂う牙〉は、重騎士のスキルツリー〈重鎧の誓い〉と噛み合ってはじめて真価を発揮する、エルマにとって最重要のアイテムです。この一冊を買うための資金づくりが、そのまま2巻から3巻にかけての縦軸になっています。
資金を稼ぐ手段が、ルーチェの持つ特性スキルツリー〈豪運〉です。パーティー内で最も幸運力の高い者にドロップ率が依存するという設定のため、道化師のルーチェを組み入れた時点で稼ぎの効率が跳ね上がります。エルマが配当をルーチェに4倍で提示したのも、ゲーム経験者としては妥当な判断だったわけですね。
剣聖クラスとの真っ向勝負
マリスはエドヴァン家の分家の娘で、エルマと同じ〈加護の儀〉で剣聖クラスを発現し、追放されたエルマに代わって本家の後継ぎに迎えられた人物です。アニメでは阿部菜摘子さんが演じています。
3巻では、この世界で最強とされる剣聖クラスに対し、ハズレ扱いされてきた重騎士がゲーム知識だけで挑む構図になります。原作を読んだ人の間で評価が高いのは、エルマが一人で圧倒するのではなく、毎回ぎりぎりの計算で逆転していく点でした。
コミックス4〜9巻|重騎士が「防御特化」から「攻撃特化」に変わる
エルマの戦い方が根本から変わるのは第4巻です。〈燻り狂う牙〉から得た特性スキル〈死線の暴竜〉によって、盾役だったはずの重騎士が一転してアタッカーに化けます。
講談社の第4巻内容紹介には「新スキル『死線の暴竜』で防御特化の重騎士が、攻撃特化以上のアタッカーに変身する」とあります。〈死線の暴竜〉は残りHPが20%以下のときに攻撃力と素早さを100%上昇させるスキルで、通常のクラスなら発動条件が危険すぎて使えません。重騎士の〈ライフシールド〉と組み合わせることで、実質HP40%の段階から安全に発動できるという設計です。
4人パーティの結成(6〜7巻)
第6巻では、狩人のケルトと僧侶のメアベルが加わり、A級冒険者が撤退するほどの高難易度レイドクエストに挑みます。舞台はアンデッドが徘徊する墓所ダンジョンで、第7巻では本来撃破不可能とされる強敵「パッチワーク」と逃げ場のない場所で遭遇する展開です。
この2人は正式なパーティーメンバーではなく、大規模依頼のたびに臨時で組む関係として描かれます。固定メンバーにしない距離感が、後半の大規模依頼編でも生きてきます。
ルーチェの覚醒と〈幻獣の塔〉(8〜9巻)
第8巻で〈夢の主〉スカルロードを討伐したエルマは、市場価値5500万Gの「屍将の盾」を入手します。続いて狙うのが、ルーチェの攻撃性能を跳ね上げるスキルブック〈死神の凶手〉で、そのためにボーナスステージ〈幻獣の塔〉へ向かいます。
第9巻では、ハウルロッド侯爵家の次期当主候補で天才剣士と呼ばれるスノウ・ハウルロッドと、その護衛イザベラが登場します。〈夢の主〉ポタルゲの出現でパーティーが半減し、回復役不在のまま戦うことになる巻です。
コミックス10〜18巻|黒幕〈夢神の尖兵〉編とハウルロッド侯爵家
物語は10巻以降で、冒険者を人知れず殺し続けている黒幕を追う話へと軸足を移します。その黒幕が属するのが〈夢神の尖兵〉という組織です。
組織名は、講談社ラノベ文庫の書籍版第4巻の内容紹介で「謎の組織<夢神の尖兵>の一員だったA級冒険者カロスを倒すことに成功する」と明かされています。Web版(小説家になろう)でも第三章の章題が「夢神の尖兵」で、シリーズ全体の中核にあたる筋書きです。
カロスは9巻までは、魔剣士ヒルデの面倒を見る人格者のA級冒険者として描かれます。その人物が第12巻で本性を現すという構成なので、アニメだけを追っている段階では味方に見えるはずです。
下記の表に、10巻から18巻までの流れを編ごとに整理しました。
| 編 | 該当巻 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 侯爵家の密令 | 10〜11巻 | ハウルロッド侯爵家に招かれ、裏切り者が紛れた大規模依頼へ。〈水没した理想郷〉の最速攻略に挑む |
| カロス戦 | 12巻 | A級冒険者カロスが本性を現し、対人戦最強の魔剣士クラスと総力戦になる |
| 錬金術師 | 13〜14巻 | クラン〈魔銀の笛〉と大規模依頼〈交易路の間引き〉へ。存在進化体〈ルストクイーン〉と対決 |
| 準A級昇級試験 | 15〜17巻 | 「開発者の悪意の権化」と呼ばれる祟り神アナク、続いてケルトの師匠である狩人ダーレンと戦う |
| 大討伐へ | 18巻 | 準A級冒険者となり、戦力強化のため「契約獣」と呼ばれる魔物に挑む |
※各巻の内容は講談社の製品ページに掲載された内容紹介をもとに、2026年8月時点で確認したものです。
2026年8月時点でエルマとルーチェはどこまで到達したのか
原作漫画の最前線は、エルマたちが準A級冒険者に昇級し、「大討伐」に備えて戦力を整える段階です。物語の結末はまだ描かれていません。
2026年7月6日に発売された第18巻の内容紹介によれば、昇級試験に合格した4人の前に現れるのが、力を示すことで冒険者の仲間になる「契約獣」という魔物です。ルーチェとの共闘で危険度最大の敵に挑む、という段階まで進んでいます。
作中の冒険者ランクは下からF級・E級・D級・C級・B級・A級・S級の7段階で、15レベルごとに割り振られる設定です。アニメ第5話でエルマがE級に昇格したばかりだったことを思い返すと、原作の到達点はかなり先ということになりますね。
なお、エルマとルーチェの関係は最新巻に至るまで恋愛方向には進んでおらず、あくまで相棒として描かれています。この点は連載開始から一貫しています。
アニメ「追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する」のネタバレ範囲と原作の追い方
- アニメは全26話。原作コミックス何巻まで描かれるのか
- 原作は完結している?媒体ごとの進み具合を比較
- アニメの続きを読むならどこから読めばいいのか
アニメは全26話。原作コミックス何巻まで描かれるのか
アニメは全26話です。ただし、原作の何巻までを描くかは2026年8月時点で公式発表されていません。
話数の根拠は、松竹のアニメ公式サイトで告知されているBlu-ray BOXの仕様です。2027年1月27日発売・税込39,600円のBOXに「第1話〜第26話収録」と明記されています。放送は2026年7月2日からMBS/TBS系28局の「スーパーアニメイズムTURBO」枠で、連続2クールです。
放送済みのペースから計算すると
公式サイトのSTORY欄に並ぶ章タイトルは、「重騎士エルマ」「脅威の猿蜘蛛」「大規模依頼(レイドクエスト)」「存在進化」「燻り狂う牙」「道化師ルーチェ」「成金ラーナ狩り」「王の彷徨(ワンダリング)」の8本で、それぞれ第1話から第8話までのサブタイトルと一致しています。
第8話(2026年8月20日放送)の時点で到達しているのが、コミックス第2巻の終盤から第3巻の入り口です。8話で約2巻というペースがそのまま続くと仮定すれば、26話でコミックス6〜7巻前後、つまり墓所ダンジョンの大規模依頼から〈幻獣の塔〉へ向かうあたりが最終回の目安になると推定できます。あくまで放送済みの進行速度から逆算した数字で、制作側の発表ではありません。
原作は完結している?媒体ごとの進み具合を比較
原作は完結していません。漫画・Web小説・書籍版のいずれも連載・刊行が続いています。
この作品は媒体が4つに分かれていて、進み具合がそれぞれ違います。下記の表に、2026年8月時点で確認できる到達点をまとめました。
| 媒体 | 到達点 | 状況 |
|---|---|---|
| コミックス(ヤンマガKCスペシャル) | 第18巻(2026年7月6日発売) | 刊行中 |
| 漫画の連載(マガポケ・ピッコマほか) | 全165話 | 連載中・毎週更新 |
| Web版(小説家になろう・カクヨム) | 全151話/約43万7千文字 | 2026年1月7日の更新を最後に停止中 |
| 書籍版(講談社Kラノベブックス) | 第5巻 | 刊行中 |
※ピッコマ、カクヨム、BOOK☆WALKERの各作品ページを2026年8月に確認した内容です。
Web版と漫画版はどちらが先まで進んでいるか
先の展開まで進んでいるのは漫画版です。書籍版第4巻の内容紹介にある〈魔銀の笛〉と錬金術師の話は、漫画では第13巻にあたります。書籍版が5巻まで、漫画が18巻まで出ていることを突き合わせると、漫画版のほうが5巻分ほど先行していると考えられます。
Web版については、小説家になろう・カクヨムのいずれも最終更新が2026年1月7日で止まっています。完結の告知は出ていないため、更新再開を待っている状態です。
アニメの続きを読むならどこから読めばいいのか
アニメ放送中の今から読み始めるなら、まずコミックス第3巻からが確実です。第8話の直接の続きがここに入っています。
アニメ最終回の続きだけを読みたい場合は、第7巻前後が目安になります。ただし前述のとおり到達巻は公式発表がないため、12月の最終回を見てから巻末の内容と照合するほうが、買い直しのリスクがありません。
無料で読める範囲
漫画はマガポケとヤンマガWebで連載中で、ニコニコ漫画では1巻分が無料公開されています。ピッコマでは8話分が無料、さらに「待てば0円」が2026年10月9日まで実施されると告知されています。Web版は小説家になろうとカクヨムで全話が無料で読めます。
ただしWeb版と漫画版はストーリー展開が完全に同じではなく、書籍化・漫画化にあたって加筆された部分があると読者からは指摘されています。公式に差分が説明されているわけではないので、アニメの続きを正確に追うなら漫画版を選ぶのが無難です。
追放された転生重騎士はゲーム知識で無双するのネタバレまとめ
- 原作は2026年8月時点で完結しておらず、結末は描かれていない
- アニメは全26話で、2026年7月2日からMBS/TBS系28局の「スーパーアニメイズムTURBO」枠で連続2クール放送
- 全26話という話数は、2027年1月27日発売のBlu-ray BOXが「第1話〜第26話収録」と告知していることで確認できる
- アニメが原作の何巻まで描くかは公式発表がない
- 第8話「王の彷徨(ワンダリング)」までで消化したのはコミックス2巻分ほど
- 第8話の続きにあたる〈夢の主〉エンブリオ戦の決着はコミックス第3巻
- 3巻では剣聖クラスを発現したいとこのマリスと直接対決する
- 4巻で〈死線の暴竜〉を獲得し、重騎士が防御特化から攻撃特化へ転じる
- 6巻で狩人ケルトと僧侶メアベルが加わり、4人での大規模依頼が始まる
- 8巻でスカルロードを討伐し、ルーチェ用のスキルブック〈死神の凶手〉を狙って〈幻獣の塔〉へ向かう
- 10巻以降はハウルロッド侯爵家の密令を受け、冒険者を殺し続ける黒幕を追う筋書きになる
- 黒幕の組織は〈夢神の尖兵〉で、A級冒険者カロスが12巻で本性を現す
- 15〜17巻は準A級昇級試験編で、祟り神アナクと狩人ダーレンが立ちはだかる
- 最新の第18巻ではエルマたちが準A級となり、大討伐に向けて契約獣に挑む
- Web版は2026年1月7日の更新を最後に止まっており、漫画版のほうが先の展開まで進んでいる


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